今回は、ベルギーを代表する白ビール、ヒューガルデンホワイト(Hoegaarden)を紹介します。
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ヒューガルデンホワイト
ヒューガルデンホワイトとは、ベルギーのホワイトビールです。ビアスタイルとしては「ベルジャンホワイト」と呼ばれています。ベルジャンホワイトというビアスタイルの中に、「ヒューガルデンホワイト」という商品があります。
ヒューガルデンホワイトは日本でも有名で、スーパーなんかでもかんで売ってたりします。今回買ってきたヒューガルデンも、近所のスーパーで、300円で売っていました。
日本の一般的なビールとは違って、フルーティなフレイバーが特徴的で、口当たりがマイルドで苦味も少なく、とても飲みやすいことから、普段ビールを飲まない人や女性でも飲みやすいとされているビールです。
ヒューガルデンの歴史
買ってきたヒューガルデンホワイトの缶の裏側です。
彼らが生み出したのは、爽やかな味わいと魅力的な香りを放つ、世界随一のビールでした。
創造性溢れる奇跡のクリエーション。それが今も続く「ヒューガルデン」です。
ヒューガルデンホワイトは1445年からつくられ始めましたが、途中製造がストップした時代もあったようです。そんなヒューガルデンホワイトを1966年に復活させたのが、「ピエール・セリス」です。彼の功績は計り知れないでしょう。
ベルギービールの特徴は、何と言っても種類の豊富さでしょう。日本ビール検定公式テキストによると、1000種類以上の銘柄がつくられているそうです。ハーブやフルーツを使ったビールが多く、ドイツやイギリスとはまた違った文化があります。このヒューガルデンホワイトも、個性が強烈なビールです。
原材料
次に原材料を見てみます。
麦芽、ホップ、小麦、糖類、コリアンダーシード、オレンジピールです。
小麦が使われているところがヒューガルデンホワイトの"ホワイト"たる所以です。また、オレンジピールやコリアンダーシードといった副原料が使われていることも特徴の1つです。スパイシーな味わいなどと表現されます。
飲んだ感想
それでは飲んだ感想を書いていきます。
僕はヒューガルデンホワイトの0.5Lグラスを持っています。なかなか使う機会がないのですが、今日はせっかくなので久しぶりに棚から下ろして使ってみました。
注ぐとこんな感じです。
グラスが大きいので泡多めで注ぎました。泡立ちはいいです。注いでいる時からフルーティーな香りが漂ってきます。割と香りは強めかなと思います。
色は白濁色です。小麦ビールといった感じです。上でご紹介した「TOKYO CRAFT ベルジャンホワイト」は濁っておらず透明だったのに対し、本家ヒューガルデンホワイトはとても濁っています。炭酸がかなり弱く、とてもスムースでなめらかな口当たりです。一般的なビールのイメージとは違っていて、別の飲み物のようです。小麦の優しい酸味、ハーブ由来の爽やかな香りが合間って、また苦味も感じないため、とても飲みやすいです。
後味は嫌な苦味などは残らず、ハーブや小麦など、様々な味覚が複雑に感じられます。よく「スパイシー」と表現されます。
とにかく飲みやすいので、ビールが苦手でもこれは飲めるという方もいるのではないでしょうか。ビールのいろんなスタイルを試してみたいという方にも、オススメのビールです。
「ベルジャンホワイト」スタイルのビール
「ベルジャンホワイト」に分類されるビールをいくつか紹介しておきます。
サントリー ベルジャンホワイト
日本でも多くのベルジャンホワイトがつくられています。大手からも、例えばサントリーからベルジャンホワイトが発売されています。
ブルームーン
こちらはアメリカで有名なベルジャンホワイト、ブルームーンです。このビールも知っている方は多いのではないかと思います。
常陸野ネストビール
日本のクラフトビールだと、常陸野ネストビールが有名です。
京都醸造
近年は京都の「京都醸造」が、ベルギー系のクラフトブルワリーとしてビアフェスなどでもよく見かけます。
ここは実際に京都の醸造所にも行ったことがあります。行ってみると、住宅街にあって地元の人に愛されるビアバーという感じでした。
ヴァイツェンとの違い
白ビールと呼ばれるビールは、今回紹介したベルジャンホワイトの他にも「ヴァイツェン」があります。白ビールの違い、オススメのビールなどについては別の記事で紹介しているのでぜひご覧下さい。
まとめ
今回はヒューガルデンホワイトをご紹介しました。グラスも個性的で、一家に一グラスいかがでしょうか。
スーパーで売られているくらいなので、割と簡単に手に入るのではないかと思います。皆さんもぜひ買って見てください。