今回は、2019/1/25-27の3日間に渡り、横浜の大さん橋ホールで開催された「JAPAN BREWERS CUP 2019(ジャパンブルワーズカップ2019)」に行ってきたので、その時の様子や飲んだビールについて書いて行きたいと思います。
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ブルワーズカップとは
ブルワーズカップとは、2013年から開催されているビールイベントです。初日に審査会が行われ、続く3日間でビアフェスが開催されます。
審査会は、なんとブルワー(ビールの造り手)がビールの審査をするという方式をとっています。ビールを造っている人たちがビールを評価するという珍しいスタイルの審査会です。
審査会は完全ブラインドテイスティングで行われるとのこと。まさしく造り手が選ぶNo.1のビールが決まるというわけです。
さて今年の順位はこんな感じだったようです。上位3位まで紹介して行きます。
□小麦系ビール部門
1位:足柄ヴァイツェン:箱根ビール
2位:ヴァイツェン:横浜ビール
2位:東京ホワイト:Far Yeast Brewing
□ピルスナー部門
1位:ピルスナー:鎌倉ビール
2位:Frisch Pils:㈱浜松アクトビールコーポレーション
3位:タッチダウン ピルスナー:八ヶ岳ブルワリー
□ペールエール・ゴールデンエール部門
1位:Johnny Utah Pale Ale:Georgetown Brewing
2位:東京ブロンド:Far Yeast Brewing
3位:金鬼ペールエール:㈱わかさいも本舗 のぼりべつ地ビール鬼伝説
□IPA部門
1位:アトマイザーウルトラソニックインフューズドIPA:フルセイルブルーイング
2位:Devil Juice Double IPA:DevilCraft Brewery
3位:Sticky Fingaz New England IPA:湘南ビール
□濃色系ビール部門
1位:PEANUT BUTTER MILK STOUT:BELCHING BEAVER BREWERY(ナガノトレーディング)
2位:The Black Bear:TAIHU BREWING
3位:アイリッシュスタウト:ブリューパブテタールヴァレ
公式サイトでは6位までのビールを見ることができます。
さて僕が行ったの最終日の1/27です。Twitter上ではたくさんの人たちが出かけているようでした。
ブルワーズカップ ビアフェスの様子
場所は横浜大さん橋ホールです。みなとみらい線の日本大通り駅から徒歩10分ほどのところにあります。
海の向こうにはみなとみらいのとても綺麗な景色です。
会場はこのホールの中です。
ホールの中はとても賑わっていました。僕が行ったのは12時前、これは帰り際の15:00頃に撮った写真ですが、この時間はものすごい人でした。着いたときは、まだテーブルの席もいくつか空いているかな、といった具合には混んでいました。
またステージが設置されていて、ここでは1時間くらいおきに様々な催しが行われていました。和太鼓やバンド演奏、アイドルのステージなど統一感はなく様々でした。
なかなかの盛り上がりでした。
さてここからは、飲んだビールを紹介していこうと思います。
飲んだビール
八ヶ岳ブルワリー
まず最初に飲んだのは八ヶ岳ブルワリーという醸造所のビールです。
最近のマイブームは、ピルスナータイプのビールです。
この初仕込みのプレモルを飲んでから、このビアフェスでは美味いピルスナーが飲みたい!と思っていました。
この八ヶ岳ブルワリーは、八ヶ岳にあるブルワリーということで清らかな水で造られているイメージがあります。また、4杯の1000円セットがありましたがどのビールも受賞歴があったので、お得感があって、まずはここで買うことにしました。
ちなみに、ブルワーズカップ2019ではタッチダウンピルスナーが3位に輝きました。この日はピルスナーが出ていなかったのですが、清里ラガーというラガータイプのビールがあったのでまあよしとしました。
こちらがそのセットです。詳しくは別の記事で紹介していきたいと思います。
□タッチダウン ヴァイス:
□タッチダウン 清里ラガー:
□タッチダウン デュンケル:
□タッチダウン プレミアム ロック・ボック:
ブラッセルズ
続いてはこちら。ブラッセルズで買ったビールです。
これはデュポン醸造所の、セゾンデュポンドライホッピングです。
セゾンとはベルギー発祥のポピュラーなビアスタイルの一つですが、このセゾンデュポンはセゾンのスタンダードと呼ばれるビールだそうです。そのセゾンデュポンが、年に一回ドライホッピング(醸造後、後からホップで香りづけをする製法)を行なっているそうなのですが、今回はそれを飲むことができました。
今回は「スティリアンウォルフ」という東欧で産出されているホップが使われているとのこと。
このビールは、正直今回で一番美味しかったです。控え目に言って激ウマでした。ベルギービールの美味しさを再発見しました。本当においしかったです。
□セゾンデュポンドライホッピング:
またブラッセズブースでは、もう一つセゾンスタイルのビールを飲みました。
ファントム醸造所のレギュラー(セゾン)です。
このビールは、ブルワーさんが面白い方のようで、ビールに庭に咲いていたタンポポを入れてみたりするそうです。
グレープフルーツとはまた違って、ちょっと新感覚な味でした。うまく言語化できませんが、こういうのをスパイシーと呼ぶのでしょうか。上面発酵的なエステルっぽい甘みもありました。セゾンってなかなか表現が難しいです。IPAはトロピカルとかシトラスとかパイニーとかある程度イメージしやすい表現を知っているのですが、セゾンはまだ難しいです。まだまだスキル不足です。
□ファントム セゾン レギュラー:
ところでブルワーさんが面白いとか、こういった情報はブラッセルズの店員さんが教えてくれました。とてもいい店員さんでした。その店員さんがオススメしてくれたブルワリーがあります。次に紹介する京都醸造です。
京都醸造
京都醸造はわりと人だ絶え間なくいたと思います。活気を感じました。このブルワリーは、青森で出会ったウェールズ人、カナダ人、アメリカ人が、京都で醸造所を開いた、というヒストリーがなかなか面白いです。京都には確かにあまり有名な醸造所がないような気がしますが、日本では有数の都市で特徴がはっきりとしています。そこを狙っていったブランディングが素晴らしいと思います。
最近よくビアバーなんかでも目にします。今後どんどん飲める機会が増えていくと思われます。
さて今回飲んだのは「春夏秋冬 冬」というビールです。
ちょうど、樽の入れ替わりのタイミングで出てきました。泡なしスタイルでした。
ここは、ベルギースタイルのビールを中心に作っているそうです。確かに京都というとアメリカンIPAという感じでもないし、ベルギースタイルに特化したブルワリーというのも面白いです。
このビールはオレンジジュースのようなフレイバーが特徴的でした。ふくよかでマイルドな甘みがそれを包み込む感じです。今回はセゾンを3杯飲みましたが、セゾンっぽさというものをなんとなく掴めた気がします。
□春夏秋冬 冬
Heretic Brewing
最後に、こちらはアメリカのクラフトブルワリー「Heretic Brewing」です。
出店は「AQベボリューション」というインポーターです。「日本のクラフトビール界に革命を起こすインポーター」というキャッチフレーズの元、様々なクラフトビールを日本に運んできてくれています。
飲んだのは、「ヘレティック メイクアメリカジューシーアゲイン」というビールです。
以前、アメリカンクラフトビールエクスペリエンスに行った時にも、このビールはありました。しかし、この時は飲みませんでした。
ニューイングランドスタイルのIPAです。なみなみ注いでくれました。こういう心遣いが本当に嬉しいです。
香りはトロピカル、グレープフルーツ、柑橘系の香りです。トロピカルが強めです。果肉系の甘みのある香りです。いうまでもなく美味しいです。飲みたかったニューイングランドIPAって感じです。もったりした甘ったるさはなく、フレッシュでジューシーな味わいです。
□ヘレティック メイクアメリカジューシーアゲイン:
ガーリックポテト
最後におつまみも紹介しておきます。ガーリックポテトを食べました。
お値段は500円。まあ高いですが、これも仕方ないです。しかしビールを飲みながら食べるポテトはまた1.3割り増しくらいで美味しく感じます。ビールは最高です。
まとめ:ビールはいろんなスタイルがあって楽しい
今回は、「JAPAN BREWERS CUP 2019(ジャパンブルワーズカップ2019)」の様子を紹介しました。個人的には、セゾンにハマったビアフェスになりました。
ちょっと前まではニューイングランドIPAが好きだったけど、最近はピルスナーが好きで、今はセゾンが好き
— ぴぼ (@viennamarzen) 2019年1月27日
ビールはいろんなスタイルがあって楽しい pic.twitter.com/vddXb38HdQ
— ぴぼ (@viennamarzen) 2019年1月27日
感想を書くとしたらこんなところに集約されると思います。
京都醸造にも注目していきたいと思います。また、セゾンデュポンも通常のやつを飲みにいきたいです。
最高に楽しいビアフェスでした。
今回は以上です。