こんにちは。今回は、京都醸造の「春夏秋冬シリーズ -春夏秋冬- 冬 2018」を飲んだので、紹介したいと思います。セゾンスタイルのビールです。
京都醸造
京都醸造とは、京都にあるブルワリーです。
最近、ビアバーなどでよく見かけますが、飲んだのは今回が初めてでした。
青森で出会ったウェールズ人、アメリカ人、カナダ人の3人が立ち上げたブルワリーだそうです。
この外国人3人が京都を選んだというのが素晴らしいですね。
京都の醸造所はこれまであまり知りませんでしたので、【京都醸造】というのはなかなかインパクトがありました。
まさにブランディングの勝利だと思います。
ベルギー産の酵母×アメリカ産のホップ
京都醸造では、醸造所の酵母はベルギー産、ホップは主にアメリカ産を使用しているようです。ベルギー産の酵母を使用しているということで、基本的にはベルギースタイルのビールを作っているようでした。
今回飲んだ場所はジャパンブルワーズカップですが、お店で出しているのは全てベルジャンスタイルのビールでした。
そこにアメリカ産のホップを加えて、オリジナリティを出しているとのこと。アメリカ産ホップはシトラスやトロピカルなアロマが特徴のものが多いです。こういったアロマのビールはクラフトビール感があってどちらかというと前衛的な印象です。
伝統的なベルギーの味と、新しいアメリカのアロマの組み合わせが京都醸造の個性ということなんだと思います。
飲んだ場所:ジャパンブルワーズカップ
さて今回飲んだのは先ほども書きましたが、横浜で開催されていたジャパンブルワーズカップ2019です。
たくさんのブルワリーがビールを出していました。
このビアフェスでは、主にベルギーのビール、もっというとセゾンスタイルのビールを飲みました。セゾンにはまってしまいました。
そのきっかけがブラッセルズです。
ブラッセルズはベルギーのビールを出品していましたが、ここでセゾンを2杯飲みました。
このうちの特に美味しかったのが「セゾンデュポン」です。
これが美味しくて驚きました。そこでブラッセルズの店員さんに、国内のブルワリーで美味しいセゾンはないかと聞いたところ、この日来ている中では京都醸造をおすすめされました。
そこで今回飲んだのが、「春夏秋冬 冬」です。
ちなみに、ブラッセルズで飲んだもう1杯のセゾンはファントムセゾンです。
こちらは個性的なセゾンでした。
-春夏秋冬- 冬 2018
このビールは季節や年ごとに、毎回変化を加えたレシピで造っているビールだそうです。
このビールに込められた思いを、ホームページから引用します。
年末年始などこの先数か月はお祝い事が次々とやってくるため、家族友人と過ごす時間も増えることでしょう。そういった機会をいつもとはちょっと違う何か特別なものとともに祝いたいと思うことはないでしょうか。こうした思いに対して今回私たちが用意した応えは味わい豊かで高アルコール度数のセゾンであり、この季節に人々に広く親しまれるシャンパンやスパークリングワインのような存在となりうるのではないでしょうか。
引用:https://kyotobrewing.com/collections/kisetsu-gentei-series/products/2018-shunkashuto-fuyu
みんなで楽しく、そして特別な時間を過ごすために造られたスペシャルなビールという感じでしょうか。味わい豊かで高アルコールということで、冬にぴったりなビールです。
飲んだ感想
さてここからは飲んだ感想を書いていこうと思います。
このブースの雰囲気が洒落ていていい感じです。
タップも京都醸造仕様です。京都醸造のマークが付いています。
今回飲んだのはこちらです。
色合いは透き通るようなクリアな色です。淡い黄金色をしています。
飲んだ感想としては、ファントムで感じたオレンジジュースのような第一印象ですが、そこまでオレンジジュース感は強くありません。感覚的に言うと、頂点に達する前に降りてくる感じです。オレンジジュースの酸味が感じられたかと思うと、マイルドさでふわっとします。
やはりアメリカ産のホップを使っているだけあって、IPAまではいかないまでも、シトラスな柑橘系の感じが残ります。
口当たりは、ビール特有のビタリングな感じもあります。ここにもホップを感じまうs。ただ後味はすごくマイルドです。
今回3杯のセゾンを飲みましたが、これがセゾンか!という感覚を得ることができた気がします。言葉では表現しづらいですが、イメージでは「独特な酵母由来の甘み」があります。ふっくらした甘みです。
このセゾンは、滑らかで甘みがあってマイルドな甘みを感じます。凄く良いです。
やはりデュポンセゾンドライホッピングにはかないませんが、これも美味しかったです。
今回は以上です。