こんにちは。今回は、Konig Ludwig(ケーニッヒルードヴィッヒ)というドイツの醸造所のビール「ツヴィッケル」を紹介したいと思います。札幌のミュンヘン・クリスマス市(クリスマスマーケット)で飲みました。
ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoにて
このビールを飲んだのは札幌のクリスマスマーケットです。
イルミネーションがとても綺麗で、ドイツのローテンブルクにあるような三角屋根の可愛らしいお店がたくさん並んでいました。
そんな中、見つけたのが今回のビールです。
「ツヴィッケル」という名前のビールは今までに一度も聞いたことがなかったです。せっかくの機会なので、物は試しということで飲んでみることにしました。
そもそもツヴィッケルとは
そもそもツヴィッケルとはなんでしょうか。ネットで調べてみると、以下のような説明を見つけました。
「ツヴィッケル」とは、本来樽から直接ビールの味見をする鍵(もしくはそこにつけられている口)のことを言います。
ボトルビールの特徴としては無濾過で麦芽濃度と若干糖度が高く、そして炭酸ガスが弱く味わい豊かな出来上がりのビールです。
引用:https://bier.jp/itemdetail/Ex548
この説明を見る限りでは、「無ろ過」で「麦芽濃度と濃度が高い」ビールということで、イメージとしては「ケラー」に近いかもしれません。
また、今回のツヴィッケルを造っている醸造所「Konig Ludwig(ケーニッヒルードヴィッヒ)」という名前も、正直知りませんでした。
Konig Ludwig(ケーニッヒ・ルードヴィッヒ)
ケーニッヒルードヴィッヒについても調べてみました。すると、これがなかなか歴史のある醸造所でした。なんとこの醸造所はバイエルン王家の末裔の醸造所だそうです。
バイエルン王家は毎年ミュンヘンで開催されるオクトーバーフェストに関係して来ます。オクトーバーフェストは、もともとバイエルン王国のルードヴィッヒ王太子の結婚を祝う祭典が起源とされています。
現在は「カルテンベルグ城」で醸造されているようです。
それにしても、ケーニッヒ・ルードヴィッヒは、オクトーバーフェストの起源に関わる醸造所であるにもかかわらず、ドイツ政府から正式に「オクトーバーフェストビア(メルツェン)」の醸造を許可された"ミュンヘン6大醸造所"の中に含まれていないのはなぜなのかが気になります。
気になっただけで、今のところ答えはありません。
飲んだ「ツヴィッケル」とその感想
それでは、今回飲んだ「ツヴィッケル」について紹介していきます。
見た目は濁っているように見えます。泡はふわふわモコモコとしていて優しさを感じます。
香りはわりとさっぱりです。寒くてもしかしたら嗅覚が鈍っているだけかもしれません。
飲んだ感想ですが、ケラーのような甘みを感じます。上でも書きましたが、ツヴィッケルとは「本来樽から直接ビールの味見をする鍵」のことで、ケラー自体も貯蔵庫でしか飲めないビールだったので、同じような意味合いがあると思います。
このツヴィッケルも、ケラー同様、ハチミツとでもいうようなモコモコとした甘みがあります。
そして後から穀物感も感じられます。ケラーのような甘みがマイルドさを演出してくれています。ですが、これまでに飲んだ「ハッカープショール」と「ケストリッツァー」のケラーに比べると、マイルドさ・モコモコ感はやや弱い印象です。
やや苦味もあって、よりジャパニーズピルスナー寄りの味わいです。
それでも、このマイルドな甘さには「冬のビール」っぽさを感じます。まさにクリスマスマーケットにぴったりなビールです。
貴重なビールを飲むことができてよかったです。
僕自身はなかなか見かけることのないビールです。見かけてたらぜひ飲んでみてください。
今回は以上です。
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