今回は、「アサヒ生ビール」の黒生を飲んだので、その感想を書きたいと思います。
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アサヒ生ビール
アサヒ生ビールといえば、「マルエフ」が最近発売されました。
そして2021年11月24日より、「アサヒ生ビール 黒生」が発売されました。
発売されているのを知らず、2022年に入ってようやく知りました。
『アサヒ生ビール黒生』は、1982年に日本初の缶の黒生ビールとして発売した『アサヒ黒生ビール』をルーツとする生ビールです。1995年にリニューアルを実施し、黒麦芽、クリスタル麦芽、ミュンヘン麦芽をブレンドして使用することで、麦芽の芳ばしい香りと苦味が少なくやや甘味を感じるまろやかなうまみを実現しました。2012年の『アサヒスーパードライ ドライブラック』の発売を機に2015年に終売となりましたが、これまでお客様相談室やSNS上で復活を望む声が寄せられており “復活の黒生”として発売します。
https://www.asahibeer.co.jp/news/2021/0908_3.html
1982年に発売されたビールが、復活したようです。
パッケージのデザインがとても良いです。ロゴもいいし、色使いもとても好きです。缶の手触りが少しマットな感じなのも良いです。
ミュンヘンスタイルの黒ビール
さてこのビールの注目すべきところは、パッケージの説明にも書いてありますが、「濃色ミュンヘンビールの流れを汲む黒ビール」というところです。
ミュンヘンはドイツの都市ですが、ミュンヘンのビールはもともと濃色だったそうです。その後、チェコで黄金色のピルスナーが生まれ、ミュンヘンでも黄金色のビールが流行り、濃色ビールは衰退していったそうです。今ミュンヘンでも、濃色のビールは珍しいようです。
黒ビールにはいくつかスタイルがあり、こちらの記事にまとめていますが、ミュンヘンスタイルの黒ビールは「ミュンヒナー」などと呼ばれています。
ミュンヒナーを初めて飲んだのは、チェコに旅行に行った時です。ウ・フレクーという有名店で飲んだ黒ビールがものすごく飲みやすくて美味しかったのですが、このウ・フレクーの黒ビールのルーツがミュンヒナーなんだそうです。
その後日本で飲めるミュンヒナーを探してみたのですが、日本ではほとんどありません。山形県のクラフトビールの月山ビールはミュンヒナーです。
そんなレアなスタイルの黒ビールですが、アサヒ生ビールは、なんと「ミュンヒナー」なんだそうです。
飲んだ感想
それでは飲んだ感想を書いていきます。
原材料は、麦芽、ホップ、米、コーン、スターチです。
注いでみるとこんな感じです。
せっかくなので、チェコで買ったマグで飲みます。黒ビールはこれで飲むのが良いです。
香りは濃色のコク深い香りです。焦がした香りがします。
飲んでみると、焦がしたコクのある甘味が感じられ、モルト由来の甘味をとても感じます。新鮮なクラフトのラガーを飲んだ時に感じる穀物感があります。
飲んだ後に残るほのかな甘味がとても心地よいです。甘さとほろ苦さがとても良いバランスで、全く嫌な感じがありません。後味がとても良いです。
この黒ビールがスーパーで手軽に買えることが最高です。
これは定期的に飲みたいビールです。
とても美味しかったです。
今回は以上です。
飲んだビール:
https://pivoblog.com/category/beer/drinkbeer