こんにちは。今回は、リンデマンスの「フランボワーズ」を紹介したいと思います。
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リンデマンス
リンデマンスとはベルギーにある醸造所です。
ブレゼンベーグ(Vlezenbeek)という町にあるようです。
この醸造所では伝統的にランビックビールが造られています。
ランビック
以前、リンデマンスの「ファロ」というランビックを飲みました。
こちらの記事でも紹介していますが、ランビックとは「自然発酵酵母」によるビールです。醸造所に住み着いている酵母を使ってビールを醸すので、その醸造所独特な香味のビールとなります。
「ファロ」もそうでしたが、酸味の効いた味わいのものが多いです。
他にも、川崎にある「ムーンライト」というブルーパブでランビックを飲んだことがあります。
僕が今のところ飲んだランビックはこのくらいです。なかなか出会える機会が少ないので、見つけたら飲んでみるようにはしています。
リンデマンス フランボワーズ
さて今回飲んだのはリンデマンスの「フランボワーズ」です。フランボワーズはラズベリー(木苺)ですが、このビールはフルーツ・ランビックと言われる部類のビールです。
ランビックにフルーツ果汁を加えています。
原材料は他のビールと比べると様々なものが入っています。麦芽、ホップに加えて、小麦、糖類、ラズベリー果汁、そして甘味料(ステビア)等様々です。
麦芽使用率は25%未満ということで、日本の酒税法では発泡酒に分類されます。さすがに25%まで来ると、他のビールと比べて麦感も少なくなるのかな、と思います。
ベルギーのビールは氷砂糖を加えたビールなど伝統的にユニークな製法をしているものも多くあります。そこにベルギーらしさがあるような気がします。
飲んだ感想
ここからは飲んだ感想を書いていきます。
こちらがパッケージ。1822年と書かれていますが、海外のビールは歴史を感じます。ちなみにこの時日本は文政5年、江戸時代真っ只中です。
またしっかりとLAMBIC BEERとも書かれています。
注いでみるとこんな感じです。色合いはワインのような濃い赤みがかった色です。
泡も濃いピンクに色づいています。
香りはフランボワーズの香りです。甘酸っぱい香りで、もう普段飲み慣れているビールっぽさはありません。飲んでみると、酸っぱいです。酸味がとても効いています。ビールじゃないみたいです。ビールというよりジュースのようです。
酸っぱくて、独特の甘みがあります。麦の甘みとは違っています。ランビック酵母から来る酸味とラズベリー果汁から来る酸味とあると思いますが、ラズベリー果汁をそのまま飲んだらもっとはっきりとした味だろうな、と思います。激しさを緩和するような、まろやかさが感じられました。もちろん、ビールと比べたら酸っぱいです。
これなら普段ビールを飲まない人でも飲むことができると思います。ランビックも飲んでみると、こういうビールもあるんだということが知れて面白いです。
今回は以上です。