こんにちは。今回は、ベルギーにある「デュポン醸造所」の「セゾン・デュポン」を紹介したいと思います。
デュポン醸造所
デュポン醸造所は、トゥルプトいう小さな農村にあるそうです。
引用:https://www.belgianbeer.co.jp/products/list.php?category_id=211
また、「1バッチで55〜60HL(5.5〜6kL)を仕込み、年間生産量は20,000HL(2,000kL)を超えています」とのことです。(引用:http://brewnote.tokyo/2016/05/dupont/)
年間2000kLはなかなかです。日本のマイクロブルワリーの年間最低醸造量は6kLなので、そう考えると多いです。まあ、日本の僕らが普通に飲めるビールなので、規模は大きいはずですね。
人口800人の静かな農村でビール造りなんて夢ですね。
セゾン・デュポン
ところでセゾン・デュポンは、以前飲んだことがあります。横浜のビアフェスで、限定醸造のドライホッピングバージョンを飲みました。
正直この時に飲んだセゾン・デュポンのドライホッピングバージョンは、人生で飲んだビールの中でも1、2位を争うくらい美味しいと感じました。これ以来、セゾンスタイルのビールは意識してしまいます。
デュポン醸造所では、限定でドライホッピングバージョンのセゾンを毎年違ったホップを使って醸造しているそうです。この年はスティリアンウォルフ(Styrian wolf)というホップを使ったドライホッピングをしたそうです。
このドライホッピングバージョンは、ブラッセルズブースで飲めましたが、秋のけやきでもブラッセルズが出していた記憶があります。ビアフェスでブラッセルズが出店していたら、要チェックですね。
さて今回飲んだのは、そのセゾン・デュポンのボトルビールです。
スマークリックというお店で飲みました。
スマークリックには140種類を超えるボトルビールがあります。
この中からセゾン・デュポンを探してカウンターへ。
セゾンのドライホッピングが美味しかったので、ぜひ一度ボトルビールを飲んだみたいと思っていました。
セゾン・デュポン
こちらがセゾン・デュポンです。ちゃんとデュポンのグラスに注いでくれました。
ボトルの裏面には日本語で説明が書いてありました。「ホップの苦味と豊かな香りが堪能できるベルギーを代表するセゾンビール」とあります。
原材料は、麦芽、ホップ、糖類、酵母です。アルコールは6.5%。ブラッセルズが輸入しているようです。
飲んだ感想
飲んだ感想を書いていきます。色合いは、ピルスナーのような黄金色をしています。そして濁っています。炭酸がものすごい勢いで出て来ているので、そのせいもあるかもしれません。
香りは、カルピスのような爽やかな酸味を伴った香りがします。乳酸菌が入っているのか?とも思えるような香りです。
このお店では、これの他にセゾン・ドッティニーを飲みましたが、同じセゾンでも全く印象が違います。
デュポンからも感じられるシトラスクリーミーさはセゾンらしい味わいです。ふんわりとしていてとても優しい甘みがあります。説明にはホップの苦みを堪能できると書いていましたが、苦味はそこまで感じませんでした。飲みやすいです。
セゾンらしいフルーティーでさわやかな甘みです。これがセゾン酵母の甘みなのでしょうか。毎回そう思いながら飲んでいます。
ドライホッピングの方が、よりクリーミーでふっくらとした印象です。ボトルビールはまた違った、優しい酸味を伴った爽やかなセゾンビールでした。
今回は以上です。