こんにちは。今回は、ベルギーにあるデ・ランケ醸造所の「セゾン・デッティニー」を紹介したいと思います。
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デ・ランケ醸造所
デ・ランケ醸造所は、ベルギー南部エノー州にある醸造所です。
この醸造所の代表的な銘柄に、「イクスイクスイクスビター(XXX Bitter)」というビールがあります。
笑い声のような名前のビールですが、味はとても苦いです。ビターはイギリス発祥スタイルのビターのことではなく、「苦い」の方のビターです。今回紹介するのは、そんなとにかく苦いイクスイクスイクスビターとはまた全然違った味のするセゾンビールです。
セゾン・ドッティニー
ドッティニーはセゾンスタイルのビールです。エノー州は古くからセゾンスタイルのビールが造られてきた地域だそうです。
セゾンとは、農家が休憩中に飲むために、自家醸造したところから生まれたビールです。セゾン酵母にはとてもマイルドでふわっとした甘みを感じられる特徴がありますが、同じセゾン酵母であっても、スパイスやハーブなどの副原料が使われ、味わいや香りにはそれぞれに特徴があります。
今回このビールは、スマークリックというお店で飲みました。
ベルギービールの専門店で、140種類を超えるボトルビールが置いてあります。また、樽生ビールもあります、レギュラーで3種類、ゲストビールで2種類の計5種類です。
セゾン・ドッティニーはゲストの樽生ビールでした。
飲んだ感想
こちらがセゾン・ドッティニーです。グラスもちゃんとデ・ランケ醸造所のものです。こういうこだわりはとても好きです。3割り増しでビールが美味しくなります。
見た目は淡い黄金色です。やや濁ったようにも見えます。とても綺麗な色です。
香りはフルーティーですが激しくはなく、クリーミーでふんわりとした優しい香りです。一言で言うとシトラスクリーミーな香りです。
飲んでもその香味は継続します。セゾン特有のふんわりとしてちょっとスパイスの効いた味わいがベースですが、シトラスクリーミーな優しい甘みが感じられます。
このセゾンはポップの苦味もしっかりとしています。しかし苦味のキレが良いです。モワッと残らず、爽快な後味です。これもドラフトのなせるわざでしょうか。バランスが抜群です。
シトラス系のフルーティーな甘みの後に苦味が追い越して行く感じです。
美味しいビールでした。今回は以上です。