こんにちは。今回は、レーベンブロイのへレスを紹介したいと思います。
レーベンブロイ
レーベンブロイはドイツ・ミュンヘンの醸造所です。
1383年に設立し、600年以上の歴史を持ちます。
その頃の日本はというと南北朝時代で北朝と南朝が対立していた時代です。
そう考えると、ものすごく歴史を感じます。
ドイツ語で「レーベン」は獅子を意味します。獅子はミュンヘンのシンボルです。
ミュンヘンのシンボル「獅子」を名に持つ醸造所、それが「レーベンブロイ」なのです。
ミュンヘンの6大ビール醸造所
ミュンヘンには、伝統的に「6大醸造所」と呼ばれる醸造所があります。
アウグスティナー、シュパーテン、ハッカープショール、パウラーナー、ホフブロイ、そしてレーベンブロイです。
これらの醸造所は、オクトーバーフェストで、オクトーバーフェスト用のビールを醸造することをドイツ政府から許可された醸造所です。
日本国内でも、全国各地でオクトーバーフェストが開催されています。例えば先日は横浜で開催されていましたが、上記の醸造所は揃って参加していました。
レーベンブロイも、いろんなところで見かけたのではないか?と思います。
歴史があり、由緒ある、ミュンヘンになくてはならない醸造所なのです。
2018年で国内販売終了へ
そんなレーベンブロイですが、日本国内ではアサヒビールがライセンス契約を結んでおり、販売が行われています。
しかしながら、なんと2018年をもって販売が終了してしまうそうです。
そのほか、イギリスの「バス・ペールエール」、ベルギーのランビック「ベル・ビュー クリーク」も販売が終了してしまうとのこと。
「ベル・ビュー クリーク」はまだ飲んだことがないので、販売が終了する前にぜひ飲んでおきたいところです。。
へレス(Helles)とは
さて今回飲んだのは「へレス」というスタイルのビールです。
日本ではなかなか馴染みのないスタイルだと思います。
日本のクラフトビールで「へレス」というのは見たことがありません。
知名度もあまり高くないのではないかと思います。
しかし、日本ビール検定公式テキストにはしっかりと「ミュンヘナーへレス」というスタイルが2級レベルの知識として出てきます。
ビアスタイルガイドラインにももちろん出てきます。
以下、日本ビール検定公式テキストを引用させていただきます。
引用:日本ビール検定公式テキスト
「チェコのピルスナーに対抗してつくられた」とありますが、もともとミュンヘンのラガービールは濃色の黒ビールでした。
ところがチェコのピルスナーの人気がものすごく、ミュンヘンでも淡色ラガーの開発に乗り出しました。
そして、前述の「パウラーナー」や「シュパーテン」で開発されたのが「へレス」です。
ピルスナーよりもより麦汁濃度が低く、苦味も少なく、飲みやすいのが特徴のビールです。
レーベンブロイ へレス
それではレーベンブロイのへレスを紹介していきます。
こちらが「へレス」です。
色合いはとても淡く、透き通るような黄金色をしています。とてもクリアです。
香りは、モルト由来の甘い匂いですが、すっきりさっぱりとしています。
一口飲んでみると、最初にふわっとしたほのかな苦味が広がりますが、味わいはモルトの優しい甘味が支配的です。
決して甘ったるくはなく、クリアな喉越しです。後味はビール特有の苦味が心地よく残ります。
爽快感があるビールです。すっきりとしているので、一杯目に飲むのがいいかもしれません。
2018年いっぱいでアサヒビールの販売が終了してしまいますので、飲むなら早めをオススメします!
お店情報(Tanne)
このビールは、代々木にある「タンネ(TANNE)」で飲みました。
ドイツビールがとても充実していて、いろんなスタイルのビールを楽しむことができます。
営業時間:
pm5:00~pm11:30(L.O pm11:00)
定休日:
日曜日・祝祭日
アクセス:
代々木駅西口から徒歩1分