今回は、霧島酒造の「メルツェン」を紹介します。
「けやきひろば秋のビール祭り2018」で飲んだビールです。
霧島酒造
霧島酒造は鹿児島県都城市にあるブルワリーです。霧島山の麓で、「霧島裂罅水(きりしまれっかすい)」という地下水を仕込み水に100%使用しているようです。
ビール好きになってビールをちゃんと意識するようになってから、けやきのような全国のブルワリーが集うイベントに行ったのは今回が初めてですが、今回けやきに行って思ったのは、その土地の水や自家栽培のホップなどにこだわるブルワリーが多かったということです。
志賀高原ビールでは「風土を醸す」という表現をしていましたが、まさにその土地の素材を活かしたビール造りをしているブルワリーが多いように感じました。
水はビール造りに大きな影響を与えるとよく聞きますが、こんな成分が多く含まれるからこんなビールになったというところまでわかると面白いです。
KIRISHIMA BEER メルツェン
さて、ここからは霧島酒造のメルツェンを紹介していきます。
メルツェンといえば、ドイツのオクトーバーフェストでも飲まれる秋のビールですが、今回飲んだ霧島酒造のメルツェンも「限定醸造」ということで売り出していました。メルツェンとはドイツ語で「3月」を表します。3月に仕込まれ、夏の間にじっくり熟成して、濃厚でアルコール度数も高くなり、秋のオクトーバーフェストの時期に飲まれます。
一年に一度、この時期しか飲めないビールなのです。
今回飲んだメルツェンはこちらです。
霧島ビールのメルツェンはわりと淡色で、透き通るような綺麗な色をしています。とてもクリアです。これも、名水・霧島裂罅水による影響なのでしょうか。
飲んでみた感想ですが、飲み口は麦芽の甘みを強く感じます。クリアな色のように、味も麦芽のはつらつとした味がします。苦味は少なく、麦芽の香ばしい甘みが後を引きます。後味はとてもすっきりしています。
これは何杯でも飲めてしまいます。そして食べ物が欲しくなります。それにしても、とてもクリアですっきりとした味です。さすが、「霧島裂罅水」です。納得しました。
霧島酒造では、他にもピルスナー(KIRISHIMA BEER PILSNER)などがありましたが、「霧島裂罅水」によるピルスナーも飲んでみたかったです。調べたところ、インターナショナルビアカップで金賞を受賞するなど、コンペでも評価されているようです。
また飲む機会があれば、ぜひ飲んでみたいです。
今回は以上です。
けやきひろば秋のビール祭り2018
最後に、このビールを飲んだ「けやきひろばビール祭り」について紹介します。
「けやきひろばビール祭り」は、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開催されている、全国各地のブルワリーが出店する最大級のクラフトビールイベントです。
2018年秋のビール祭りに行ってきましたが、全国各地から90もの出店があり、ビール好きにとっては最高のイベントでした。
こちらで、その時に飲んだビールを紹介しているので、ぜひご覧ください。