今回は、富士桜高原麦酒のメルツェンを紹介します。
このビールは、ビアフェス東京2019で飲んだビールです。
富士桜高原麦酒
富士桜高原麦酒は、山梨県南都留郡にあるブルワリーです。
1997年からある老舗の地ビールブランドです。ドイツスタイルのビールが多く、ピルスナーやヴァイツェン、さらにラオホといったビールを醸造しています。今回紹介するメルツェンも、ドイツ発祥のスタイルです。
メルツェンは、オーストリア発祥のウィンナースタイル・ラガー(ヴィエナ)というスタイルのビールが進化してできたビールというのを何処かで見ました。僕はこのウィンナーラガーやメルツェンなどの東欧系ラガーがとても好きです。
このブログでも、何度か紹介しているのでぜひご覧ください。
今回は、富士桜高原麦酒のメルツェンを紹介します。
メルツェン
メルツェンはドイツでオクトーバーフェストで飲まれるビールです。「メルツェン」とは、「3月」を意味するドイツ語です。3月から仕込んでじっくり熟成させて、オクトーバーフェストで飲まれます。
はっきりとしたボディ感を特徴とする一方で、ほのかなカラメルモルトの甘み、そして若干抑えられたホップの苦みがドリンカビリティをおおいに高めた仕上がりとなりました。
引用:https://www.fujizakura-beer.jp/line-up/beers/
これは富士桜高原麦酒の公式サイトでの説明ですが、ここに書いてある通り、メルツェンは苦味が抑えられ、とてもマイルドな甘みが特徴です。初めて飲んだ時はとても驚きました。僕が一番好きなドイツのメルツェンは、上でも紹介したハッカープショールのメルツェンですが、このブログの一番最初の記事もハッカープショールのメルツェンでした。
「限定ビール」ということで、富士桜高原麦酒のブースでも売り出されていました。このビアフェス東京が開催されたのは6月でしたので、オクトーバーフェストの時期ではありませんが、この時期にも造っているということがわかりました。
こちらがメルツェンです。少し色合いは濃いめです。通常のピルスナーと、黒ビールの中間くらいでしょうか。
香りはモルトの甘味が感じられます。飲んでみると、黒糖にも似たカラメル感のある甘味があってとても飲みやすいです。ピルスナーとの違いはこの甘味です。スーパードライとは真逆のビールと言えるかもしれません。
ドイツスタイルを専門としているブルワリーらしい、マイルドな甘みを感じるラガービールでした。
今回は以上です。