今回は、岩手県遠野にあるブルワリー「遠野醸造」のESB(Extra Strong Bitter)というビールを紹介します。
遠野醸造
遠野醸造は、岩手県の遠野にあるブルワリーです。
ビアバーではあまり見かけませんが、確か横浜のオクトーバーフェストには毎年来ていたような気がします。ツイッターなどでは度々遠野醸造の情報を見かけます。以前ホリエモンの企画か何かで遠野醸造が出ていた気がします。
遠野はキリンビールがホップ栽培に力を入れているので、ホップを育てる環境としてはとてもいい場所なんだと思います。
飲んだお店
さて今回遠野醸造のビールを飲んだのは、ザ ブローズリー 大塚というお店です。
ここで、この日は遠野醸造のイベントをやっていました。"ビール物書き"の富江弘幸さんのイベントでした。
今日7月15日15時から、大塚のブローズリーで、遠野醸造のビールが飲めるイベントを開催します!(一応、著書の出版イベントってことではあるんですが) https://t.co/vf2E9KWG2G
— 富江弘幸|ビール物書き (@hiroyukitomie) July 15, 2019
今回は、この日このイベントの中でピックアップされていた遠野醸造のビール「ESB」を紹介します。
ESB
ESBは、Extra Strong Bitterの略だそうです。とても苦味の強いビール、という意味でしょうか。イギリスの伝統的なビアスタイルに、「ESB(エクストラ・スペシャル・ビター)」というものがありますが、このビールは「スペシャル」ではなく「ストロング」なので、もしかしたらまた別の意味合いがあるのかもしれません。
メニューに書かれていた説明を引用します。
遠野産ホップIBUKIを使用。熟したイチゴやイチジクのような甘い香りが特徴的。苦味、炭酸は控えめで、温度変化を楽しみながらゆっくり味わいたいビールです。
苦味は控えめ、しかもIBUが26.5ということなので、苦味が強いビール、という意味ではなさそうです。「ビター」というのは、イギリスで昔から飲まれているエールビールですので、そちらの意味合いかもしれません。ちなみに同じく昔から飲まれているエールビールに「ペールエール」というものがありますが、これはバートン・オン・トレントという土地で作られるものをそう呼んでいたそうで、これと区別してビターと呼んでいたそうです。
飲んだ感想
こちらがESBです。飲んでみると、甘くて飲みやすいビールです。
フルーティで、いちごやベリー系の芳醇な甘みがします。苦味はありません。
一方で、ビターエールという感じではありません。ボディはそこそこありますが、ベリー系の甘味が強いので、ちょっとビターのイメージとは違いました。
僕の中でビターというと、一番美味しいビターはカンピオンエール(現・浅草ビール⼯房)で飲んだビターです。
フルーティで苦味の少ないビールでした。今回は以上です。