こんにちは。今回は、ドイツ・プランク醸造所の「ヘラー・ボック(Heller Bock)」を紹介します。
400年の歴史を持つ小規模醸造所:ドイツ・プランク醸造所
プランク醸造所は、ドイツ・バイエルン地方にある小規模醸造所です。
その歴史は古く、なんと約400年前の1617年に設立されたそうです。
ホフブロイが1589年、パウラーナーが1634年設立なので、ちょうどその同じような時期です。
ドイツ・バイエルン州中部レーゲンスブルグ地区にある、人口約5000人のLaaberという村(ミュンヘンから北に140キロほど離れた場所)で約400年前の1617年、Michael Plank(ミヒャエル・プランク)醸造所として設立されました。
現在に至るまで14代にわたって家族経営を続けている伝統の小規模醸造所です。
引用:https://www.jbja.jp/archives/2079
2012年から、インポーターの「KOBATSUトレーディング」により、日本でも飲めるようになったようです。
今回僕が飲んだのは、大江戸ビール祭り2018秋で、KOBATSUトレーディングさんによる出店です。
ボックとは
さて今回飲んだ「ヘラー・ボック」は、「ボック」というスタイルのビールです。
ボックとは、ドイツ北部の「アインベック」発祥のビールです。
アインベックのボックビールがバイエルン地方に伝わり、造られるようになったようです。
アルコール度数が高いことが特徴です。「ボック」の名前の由来にも関係しています。
引用:日本ビール検定公式テキスト
プランク醸造所・ヘラーボック(Heller Bock)
さて前置きが長くなりましたが、プランク醸造所のヘラーボック(Heller Bock)について紹介して行きます。
ボックは日本のブルワリーでもあまり聞きません。
16代世襲の家族経営醸造所とのことです。気が遠くなる数字ですね。。。
こちらがボックです。
淡い色をしています。ピルスナーのような黄金色です。
お店の方が、「すごくモルティだよ!」と言っていましたが、まず渡された瞬間にモルトの甘い良い香りがしました。
飲んでみると、甘味を強く感じます。
これはモルトというか、上面発酵させたような、華やかでフルーティな香りが鼻から抜けて行きます。
メルツェンやウィンナービールに近いような、香ばしい甘味も含んでいます。
後味は少し重めで、アルコールも強く、デラックスビールと言った感じです。
アルコール度数は6.8%と高く、カーッときました。
さすが雄山羊ボックです。
甘味の強い、ドイツらしいビールという感じです。
一度飲んでおいて損はないと思います。機会があればぜひ飲んでみてください。
今回は以上です。
ブログで紹介したビールの一覧はこちら: