こんにちは。今回は、「TOKYO 隅田川ブルーイング」の「ケルシュスタイル」について紹介したいと思います。
ケルシュ"スタイル"
今回紹介するのは「ケルシュスタイル」です。「ケルシュ」というスタイルのビールがありますが、ドイツの「ケルン」地方発祥のビールです。
ケルンはドイツの西部にある都市です。
以前、サッカーの槙野選手が所属していたチームがあるところです。「ケルン」はそのおかげで聞いたことがありましたが、そうでなければ知らなかったと思います。
さて隅田川ブルーイングではケルシュのことを「ケルシュスタイル」と表記しています。
なぜ「ケルシュ」とストレートに呼ばず「ケルシュスタイル」と呼ぶのかというと、"ケルン地方の限られた地域で生産されたもののみを「ケルシュ」と名乗ることができる"というルールがあるからです。
これは「ケルン協定」の中で定められています。そんなケルン協定を律儀に守っている隅田川ブルーイングはとても好感が持てます!
「ケルシュ」の特徴とは
そもそもケルシュとは、どんなビールなのでしょうか。
ざっくりとケルシュの分類をお話しすると、ケルシュは「エール」タイプのビールです。ビールには大きく分けて「エール」と「ラガー」の2つの種類が存在します。
ラガーは日本に馴染み深いピルスナースタイルなど、すっきりとした味わいが特徴のビールです。エールは、華やかな香りや複雑な味わいが特徴です。ヴァイツェンや、ペールエールなどが該当します。
ケルシュはエールではありますが、他のエールと違うところは、低温でじっくりと熟成させるところです。低温熟成は「ラガー」タイプのビールの熟成方法なので、ケルシュはエールとラガーのハイブリット方式で醸造されるビールということができるでしょう。
そのため、エールの華やかさと、ラガーの特徴であるすっきりとした味わいを併せ持つビールです。
隅田ブルーイングがつくるケルシュスタイル
さてそんなケルシュですが、隅田川ブルーイングで醸造された第一号ビールが「ケルシュスタイル」のビールだそうです。
第一号のビールをベースに味に磨きをかけてつくられた、フラッグシップビールとのことです。また隅田川ブルーイングのケルシュスタイルには、小麦麦芽が使用されているようです。
小麦が使われているビールはマイルドな口当たりとなり、また穏やかな酸味も感じることができます。
ビールがとても爽やかな印象になります。さて実際に飲んだケルシュスタイルはこちらです。
見ての通り、色合いは淡色の黄金色です。やや白っぽくもあります。実際に飲んでみての感想としては、苦味がほとんどなく、とても爽やかなビールでした。
香りはエール由来の華やかな香りがしますが、飲んでみるととてもすっきりとしています。口当たりがみずみずしく、何杯でも飲めてしまいそうです。ドリンカビリティが高いと感じます。
ヴァイツェンもそうですが、爽やかな味わいで苦味がないため、こちらも一杯目に向いているビールではないかと思います。
とても美味しかったです。
店舗情報:個室×クラフトビール 貴
今回紹介したケルシュスタイルは、新宿にある「個室×クラフトビール 貴」で飲みました。
tokyo 隅田川ブルーイングのビールを6種類も飲むことができて、しかもクラフトビールの飲み放題プランがあるため、飲み会利用にも最適なお店です。
別の記事で紹介しているのでよろしければご覧ください。
□「個室×クラフトビール 貴」の紹介記事はこちら:
営業時間:
16:00~25:00
アクセス:
新宿駅東口から徒歩約1分