飲んだビール

キリン クラシックラガー|昭和40年当時の熱処理製法を再現。クリアな甘みとどっしり構えた苦味のあるラガービール

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今回は、キリンビールの「クラシックラガー」を紹介したいと思います。

※2020年キリンラガーはリニューアルされて発売されています。飲んだ感想も以下の記事に書いています。

キリンラガー

キリンビールの代表的なビールとして、「一番搾り」がありますが、もう一つの代表銘柄に「キリンラガービール」があります。一番搾りが発売されたのは1990年と比較的最近ですが、キリンラガーが発売されたのはなんと1888(明治21)年。ものすごい歴史を持ったビールです。1889年には、現在のロゴがほぼ完成され、今もなお受け継がれています。

1960年代には、キリンラガーで50%以上のシェアを獲得していたようです。それだけ日本で愛されてきた、ザ・ジャパニーズラガーというわけです。

130年以上愛され続けてきた、ホップがきいた日本の代表的なビールのひとつです。輝く琥珀色、爽やかな香り、きめ細かく盛り上がる純白の泡。ホップの量・質・投入時期、そのすべてにこだわり実現した「のどにグッとくるコク・飲みごたえのある味わい」。私たちの信じるビール本来の魅力を存分にお楽しみください。
引用:https://www.kirin.co.jp/products/beer/lager/products/

本当に歴史を感じます。

クラシックラガー

そして、今回紹介するのは「クラシックラガー」ですが、昭和40年頃の味わいを再現したビールとなっているようです。

ブランド誕生以来130年を超えて、それぞれの時代のお客様に愛され続けているキリンラガービール。その歴史の1ページを飾る昭和40年頃の味わいを、当時と同じ熱処理製法でつくり出しました。「コク、苦み、ビールの味わい」にこだわり、自信を持ってお届けする「キリン クラシックラガー」は、当時のキリンラガービールをご存じの方にも、初めてお飲みいただく方にも、必ずご満足いただけるものと確信しております。
引用:https://www.kirin.co.jp/products/beer/lager/products/

注目は「熱処理製法」という箇所でしょうか。よく飲む缶ビールには、「非熱処理」または「生ビール」と書かれていると思いますが、これは殺菌方法の違いです。熱処理はそのまま熱処理によって殺菌していますが、非熱処理では、ろ過によって酵母を完全に除去しています。熱処理を用いていないので非熱処理です。これを生ビールと呼びます。

なので、缶ビールでも生ビールは生ビールなのです。昔は熱処理していないビールを缶で飲むことができず、飲食店などでしか「生ビール」を飲めなかったわけですが、その名残で今でも飲食店で飲む樽詰ビールは「生ビール」と呼ばれています。

少し話が逸れましたが、昔の熱処理製法のキリンラガーがクラシックラガーというわけです。

飲んだ感想

ここからは飲んだ感想を書いていきます。

材料は麦芽、ホップ、米、コーン、スターチです。麦芽100%の一番搾りに対して、こちらは副原料をいくつか使用しています。

淡色のザジャパニーズピルスナーといった色合いです。泡立ちもとても良いです。

香りはスッキリとした甘みがあります。麦のはつらつとしたとてもいい香りです。

飲んだ感じはほのかな甘みがあります。一番搾りはもっとモルティで甘みが深いですが、ラガーの方がどちらかというとクリアな甘みです。飲んだあとは苦味がしっかりと来ます。じーんとくる苦味です。

クラシックなどっしりと構えた苦味のあるビールです。同じクラシックでもサッポロのクラシックとはまた違う印象があります。サッポロのクラシックはもっと甘みが強くてクリーミーです。キリンのクラシックはもっと苦味が強くて古き良きジャパニーズラガーといった感じです。

クラシックなラガービールでした。

今回は以上です。

□2020年にリニューアルされたキリンラガー:

□一番搾りの一覧:
https://pivoblog.com/tag/ichiban-shibori
□キリンビールの一覧:
https://pivoblog.com/tag/kirin

ブログで紹介したビールの一覧はこちら

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