今回は、アメリカ「サウンドブルワリー」の「フムロニンバス」を紹介したいと思います。American Craft Beer Experience 2018で飲んだビールです。
サウンドブルワリー
サウンドブルワリーはワシントン州ポールスボーにある醸造所です。
西海岸の北側、ノースウェストに位置します。ワシントン州はホップの名産地としても有名です。
ジャパンビアタイムスの記事に、サウンドブルワリーの紹介がありましたので、ここで引用させていただきます。ノースウェストのビールの特徴について、サウンドブルワリーの創業者マーク・フッドが語っています。
ウェストコーストの人々と同様に、ノースウェストの人たちも概してホップが強く効いているビールを好むと思いますが、ノースウェストスタイルは圧倒的な苦みではなく、バランスを重視すると思います。バランスと微妙なニュアンスがこのスタイルのビールにおいては重要なのです。また、よりアルコール度数が高いビールを好む傾向もあるようです。寒冷な気候も大いに関係しているのでしょう。
引用:http://japanbeertimes.com/2015/10/sound-brewery/?mode=ja
ウェストコーストIPAはホップを効かせたドライなビールですが、ノースウェストはよりバランスを重視すると言います。
今回紹介するのは「フムロニンバス」というIPAですが、飲んでからこの記事を読んで、なるほど!と思わされました。
フムロニンバス
さて今回飲んだのは先ほども書いた通り、「フムロニンバス」というIPAです。
「サウンドが誇る伝説のダブルIPA これを飲まないなんてありえない」と書かれています。これは飲まないわけにはいきません。
ところでこのサウンドブルワリーと隣のメルビンにはひときわ行列ができていました。行列の最後尾に並び、順番を待ちます。この感じが、ビアフェスっぽくてとても良いです。
いよいよフムロニンバスを注文です。落ち着いた場所を探していざ飲みます。こちらがフムロニンバスです。
泡なしスタイルです。色合いは銅色。トロピカルとシトラスのいい香りです。トロピカルの方が感じます。草っぽさはありません。
飲んでみると、味はトロピカルが強いです。まろやかでとろりとしています。そしてこのビールで特徴的なのが、トロピカル感のあとに麦芽の味が結構強いことです。
おお、くるくる!と行った感じです。フルボディで麦芽の味がかなりしっかりとしています。
最近ドライなウェストコーストばかり飲んでいたので、これもそのノリで飲んだらこれは少し面食らいました。
アルコール感もすごいです。アルコールもボディも風味もストレートで、ガツガツした感じです。苦味もそこそこあります。
日本のIPAでいうと、志賀高原IPAのようなタイプだと思います。
上でジャパンビアタイムスの記事を引用しましたが、「ノースウェストスタイルは圧倒的な苦みではなく、バランスを重視すると思います」という言葉通り、ウェストコーストのIPAとは一味違った味わいです。
これはこれで美味いですが、個人的にはウェストコーストが好きだと認識できました。そんな気づきが得られたビールでした。
今回は以上です。