こんにちは。今回は、「幻舞」の「純米吟醸(無濾過生原酒)」を飲んだので、紹介したいと思います。
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酒千蔵野
幻舞は長野県の川中島にある酒蔵「酒千蔵野」の日本酒です。
昔は「千野酒造場」という名前だったようですが、2007年に「酒千蔵野(しゅせんくらの)」という名前に変わったようです。
歴史は古く、全国的に7番目の歴史を持つ酒蔵で、その昔、風林火山でおなじみの戦国武将「武田信玄」が飲んだことでも有名だそうです。
そんな「酒千蔵野」の代表作が「幻舞」です。
2本の幻舞を飲み比べました。さらにもう一本、「酒千蔵野」で造っている日本酒「あぜみち」も飲み比べてみました。今回は「幻舞」の「純米吟醸(無濾過生原酒)」について紹介したいと思います。
□幻舞 吟醸:
幻舞・純米吟醸(無濾過生原酒)
こちらの赤紫ラベルの幻舞が「純米吟醸(無濾過生原酒)」です。これは年に数回しか瓶詰めしない、とても貴重な幻舞です。まさに"幻"のお酒と言えるでしょう。
ここにある通り、"しぼりたて"の"無濾過生原酒"ということで、酵母が濾過されず瓶の中に入っています。そのせいか、飲んだ時に微発泡を感じました。酵母が瓶の中で発酵しているのだと思います。
純米吟醸の幻舞です。
昔ながらの手造りの旨味にこだわり、ふくよかな味わいを持たせているが、麻里子杜氏らしい非常に綺麗な酒質で華やかな香りと高いながらもスッキリとした酸が心地よく杯を進めてくれる逸品です。
こんなシメサバにあわせてキュッといったらもう、たまりません!
引用:http://shusen.shop-pro.jp/?pid=2718220
こちらは公式ホームページの紹介です。
ビールといえば飲むときの音は「ゴクゴク」と表現されますが、日本酒はキュッという擬音が使われるようです。
シメサバに合わせたら良いそうです。ビールではよくペアリングという言葉が使われるように、ビールのスタイルによって相性の良い食べ物がありますが、日本酒も同じようにペアリングの概念があるようです。吟醸の方ではカマンベールチーズがオススメされていました。
ビールはスタイルによってまるで違う味ですが、日本酒でペアリングを考えるとなるとより繊細な感覚が必要になりそうですね。
飲んだ感想
それでは飲んだ感想を書いていこうと思います。
その前に瓶の裏側もチェックしておきます。
原材料は米、米こうじのみ。醸造アルコールは使用されていません。なぜならこれは純米吟醸だからです。米は美山錦100%。精米歩合は49%です。
おちょこに注ぐとこんな感じです。
飲んだ感想ですが、ちょっと驚きました。大げさではなく、今まで飲んだ日本酒で一番美味しいです。特徴としては、甘みがとても強いです。吟醸の幻舞も甘みがありましたが、それにさらに甘みを加えた感じです。
また、微炭酸を感じます。これは無濾過生原酒によるものだと思います。少しピリッとします。
後味はスッと消えていく感じです。消えていく中にもふくよかで優しい甘さがあります。そしてその甘みもぼんやりとしいるわけではなく、輪郭のはっきりとした味です。濃厚というか、それでいてすっきりとしている、なんとも表現が難しいです。
これを飲んだらほかの日本酒が飲めなくなるんじゃないかと思うくらい、本当に美味しい日本酒でした。
今回は以上です。