こんにちは。今回は、チェコで有名な黒ビール「コゼル」を紹介します。
コゼルについて
チェコは一人当たりのビールの消費量世界一の国です。そんなチェコでは、レストランやカフェでもみんなビールを美味しそうに飲んでいます。
以下の記事でも書きましたが、500mlが一杯250円〜300円くらいで飲めてしまいます。
チェコで有名なビールといえば「ピルスナー・ウルケル」ですが、黒ビールで一番有名なのが、今回紹介する「コゼル」というビールです。コゼルは、チェコのベストダークビールに選ばれたこともあるほど、定評があります。
ヤギのマークで有名です。
外部リンク:
kozel公式ホームページ
プラハのレストランで飲んだコゼルビール
プラハ市内であればいろんなところでコゼルビールが飲めます。今回コゼルを飲んだのはプラハの旧市街近くのU Červeného pávaというレストランです。
正直泡立ちはあまり良くはありませんでした。ビールがややぬるめだったのです。他のお店でも飲みましたが、そこではとても冷えていました。このお店独自の管理の話かもしれません。
飲んだ印象としては、麦芽の甘みがとても強く、ホップの苦味はあまり感じません。炭酸もそれほど強いわけではなく、アルコールも弱めです。
最初にビールがややぬるめだったと書きましたが、個人的にはぬるめだったことによって麦芽の甘みがより際立ってとても逆に美味しく感じました。また、炭酸・アルコールが弱かったことも相まって、500mlがあっという間に終わってしまいました。
一人当たりのビールの消費量が世界一である理由がわかった気がします。
プラハの黒ビール
ここまで「コゼル」の紹介をしてきましたが、ホップの苦味が弱く、反対に麦芽の甘みをとても強く感じるビールでした。
この黒ビールは日本の黒ビールとは明らかに味が違います。このビールはなんというスタイルなのかを調べていましたが、どうやら「ミュンヒナー・デュンケル」というスタイルのようです。
引用:http://www.sotechsha.co.jp/beer/bean.html
「ミュンヒナー」とは、ミュンヘン発祥のラガービールです。
ミュンヘンのラガーといえば、今でこそ黄金色のピルスナースタイルのイメージがありますが、かつてはダークビールでした。ピルゼンで生まれたピルスナーに市場を持って行かれてからは衰退してしまいましたが、伝統的なミュンヒナーといえば黒ビールです。
チェコはビール造りにおいてミュンヘンの影響を受けており、ミュンヘンのダークラガーを造っていたというわけです。
まとめ
今回はチェコで飲める黒ビール「コゼル」について紹介しました。麦芽の甘みを強く感じる、何杯でも飲めてしまうビールでした。またこのビールを飲んで、ミュンヒナーにとても興味を持ちました。
日本にあるミュンヒナーを探してみたいと思います。
※追記
日本にも「ミュンヒナー」を見つけました。山形県の地ビール「月山」のミュンヒナーです。
チョコレートのようなモルトのコク深い甘味が味わえました。
他にも、黒ビールにはスタウトやポーター、シュバルツ、デュンケルといった様々なスタイルがあります。これら黒ビールの種類についてまとめた記事もあるので、よろしければご覧ください。
今回は以上です。