今回は、限定醸造で発売されている「ヱビス 吟醸」を紹介します。
ヱビス 吟醸
このビールは、「ヱビスビール誕生130年を記念した限定醸造」のビールだそうです。2020年の4月21日に発売されました。
2020年は多くの外国のお客様が来日され、“日本ブランド”の持つ価値や、その伝統的技術への興味関心が高まることが想定されます。この商品は、丁寧に素材を吟味し、ひと手間かけたこだわりの製法を用いた日本の“繊細なモノづくり”を体現したヱビスです。
ヱビスビールのこだわりはそのままに、原料にはより厳選した麦芽のみを用い、爽やかな香りの国産ホップを一部使用しました。さらに手間をかけ、麦芽の穀皮を分離して仕込むことで、雑味の無い繊細な味わいを実現しました。
引用:https://www.sapporobeer.jp/news_release/0000011833/
130年というのは気の遠くなるような歴史です
吟醸のパッケージはこちらです。
こちらがヱビスの吟醸です。
見た目はとても高級感のあるパッケージです。ステキなデザインです。
「雑味のない繊細な味わい」というキャッチフレーズが書かれています。とても気になります。
"日本の繊細さ"を体現したヱビス
厳選した麦芽のみを用い、爽やかな香りの国産ホップを一部使用。さらに手間をかけ麦芽の穀皮を分離して仕込むことで、雑味のない繊細な味わいを実現しました。素材を吟味し製法にもこだわった、今だけのヱビスです。
麦芽の穀皮には渋みの元になるタンニンという物質が含まれています。醸造には麦芽を粉砕する工程がありますが、ここで細かさによってビールの味に変化が出るというくらいですから、皮を分離して仕込んだというこの"吟醸"はその辺りを徹底しているということだと思います。
「今だけのヱビス」。これは飲むしかありません。
ヱビスビールの歴史
ヱビスはサッポロビールのブランドです。サッポロビール自体は1876年に北海道開拓使麦酒醸造所が開設され、1877年に発売されました。当時、ヱビスビールはこの北海道開拓使麦酒醸造所で造られていたわけではなく、別の会社「日本麦酒醸造会社」が発売していたブランドです。これが戦争のゴタゴタを経て、サッポロビールで「サッポロ」と「エビス」の両ブランドを発売するようになりました。
僕はサッポロビールファンなので、恵比寿にあるヱビスビール博物館や、札幌にあるサッポロビール園のサッポロビール博物館に行って歴史を勉強して来ました。
サッポロビー博物館:
ヱビスビール博物館:
サッポロビールについては以下の記事でまとめています。
飲んだ感想
それでは飲んだ感想を書いていこうと思います。
原材料は、麦芽とホップのみです。
注ぐとこんな感じです。
泡立ちがとてもよく、最高の見た目です。この画をつまみにビールが飲めそうです。
香りはほんのりとクリーミーな甘さを感じます。ヱビスに特有の金属っぽさはあまり感じません。新鮮さを感じます。ちなみにこのビールの醸造日は2020年の4月、飲むまでに1ヶ月かかっていないので、とても新鮮です。
飲んでみると、舌触りがとても優しく、クリーミーな甘みです。苦味はほとんどなく、ものすごく飲みやすいです。
鼻から抜けるフレイバーは蜂蜜のようなほんわかとしたふわふわした甘みです。これが強調されているのはやはり雑味のなさだと思います。
嫌な苦味がないので、永遠に飲めてしまいそうです。
僕はこれまで飲んだエビスで一番美味しいと思ったのは「エビス ザ・ホップ」ですが、今回飲んだ吟醸も、それと同じくらい美味しいヱビスでした。
これはエビス史上最高級に美味しいビールでした。
今回は以上です。
飲んだビールの一覧:
https://pivoblog.com/category/beer/drinkbeer