こんにちは。今回は、アメリカ・カリフォルニアにあるクラフトビールブルワリー「シエラネバダ」のトルピカルトルピードIPAを紹介したいと思います。
シエラネバダ
シエラネバダブルーイングは、アメリカ・カリフォルニア州にあるクラフトビールブルワリーです。ホームブルーイング出身の伝説の醸造家「ケン・グロスマン」が創業しました。
シエラネバダといえば、「シエラネバダ山脈」が有名ですが、その麓にある「チコ」という都市にシエラネバダブルーイングはあります。
アメリカンクラフトビールの長きにわたり牽引しているシエラネバダですが、このブログでもこれまでに紹介してきています。どれも有名なものばかりで、日本でも手に入ります。
シエラネバダのビール
シエラネバダのビールをいくつか紹介しておきたいと思います。
まずアメリカのクラフトビール界でも有名なのがこのペールエールです。
アメリカンクラフトビールの先駆けとも言われています。カスケードホップのさわやかなシトラスの香味が特徴的なアメリカンペールエールです。
続いては最近流行りの"ニューイングランドIPA"、「ヘイジーリトルシング」。
シャインマスカットのようなフルーティでトロピカルな香味が特徴で、とても飲みやすいIPAです。
そして最後に「トルピードエクストラIPA」。
ビール評論家の「マイケル・ジャクソン」が、高評価したことでも有名なビールです。強烈な苦味が特徴的な本格的なIPAです。
アメリカンクラフトビールの長きにわたり牽引しているシエラネバダ、今回紹介するのは「トロピカルトルピードIPA」です。
トルピカルトルピードIPA
ご覧の通り、色鮮やかなパッケージです。夏が待ち遠しくなります。
注いでみるとこんな感じ。香りはトロピカルなマンゴー系統です。ただ、もっとジューシーなのを想像していましたが、思ったよりもビール感があります。トロピカルな中に、ビタリングホップの香りも漂ってくる感じです。
飲んだ印象としては、口当たりはマンゴーやピーチのようなトロピカルな香味です。あくまでトロッとあまったるい感じではなく、さらっとした舌触り。苦味もなかなか感じます。
IBUは55らしいですが、まあまあ苦いです。トロピカル感があるので、苦味もマイルドにはなります。しかしさらっとしているので後味は爽やかです。淡い水色のパッケージのような後味です。
飲んでるうちにだんだん苦味が口に馴染んできて、飲めば飲むほどトロピカルとのバランスが絶妙に感じられてきます。そしてどんどん口の中が常夏になって行きます。
マンゴーはマンゴーですが、もっとさっぱりしています。パッションフルーツのようなさらっとしたトロピカル感と言ったほうが、このビールには似合うかもしれません。
アメリカンスタイルのIPAではありますが、インドの青鬼が割と近いかもしれません。色合いも白く濁ったりしていなく、カラッとした南の島を彷彿とさせてくれる、さわやかでトロピカルなIPAでした。
使われているホップ
最後に、このビールで使われているホップについて調べました。
アマリロ(Amarillo)、モザイク(Mosaic)、シトラ(Citra)、エルドラド(El Dorado)、そしてコメット(Comet)です。モザイク、シトラはもうアメリカンクラフトビールでは定番のホップです。エルドラド、コメットはあまり見ません(少なくとも僕の集計上はあまり出てきません)が、いずれもヘイジーリトルシングで使われているホップのようです。エルドラドは洋梨やメロンなど、果肉系のジューシーなフルーツのフレイバーが特徴のアロマホップです。
シエラネバダの特徴的なホップと言えるかもしれませんね。これからサンプルをもっと増やして傾向を見て行きたいと思います!
今回は以上です。