こんにちは。今回は、TOKYO 隅田川ブルーイングの「ビタースタウト」を紹介したいと思います。
スタウトの歴史は古い
スタウトは、日本のクラフトビールブルワリーでもよくつくられている、ポピュラーなスタイルのビールです。
「黒ビールの王様」とも言われており、ローストされた麦芽のコーヒーのような香ばしさとドライな後味が特徴の黒ビールです。
発祥はアイルランドです。ギネス社が、当時流行っていた「ポーター」という黒ビールに対抗してつくったのが始まりと言われています。
ギネスの代表的なスタウトには、「ギネス エクストラスタウト」があります。
1759年に誕生したビールです。1759年というと、日本は江戸時代です。杉田玄白が解体新書を出す約15年前に当たります。
伝わらないかもしれませんが、とにかく歴史のあるビールということです。
□詳しくはこちら:
スタウトの特徴
スタウトは上でも書いた通り、アイルランド発祥の黒ビールです。
日本の大手ビール会社から売られている黒ビールとは違いがあります。
日本の大手ビール会社の黒ビールは「ラガー」と言って下面発酵タイプですが、スタウトは「エール」と言って上面発酵タイプです。
同じ上面発酵タイプの黒ビールに「ポーター」がありますが、上面発酵の黒ビールの特徴として、香りが豊かです。
特にポーターは発酵したエステル香があります。
□関連記事(ポーターの特徴):
スタウトはポーターのような発酵した香りはほとんど感じませんが、こちらは麦由来の香ばしい香りが特徴です。
黒ビールの種類と違いについては以前まとめた記事がありますのでこちらをご覧ください。
□黒ビールの種類と違いについて:
ビタースタウト
さてここからは、隅田川ブルーイングの「ビタースタウト」について紹介していこうと思います。
こちらが今回飲んだビタースタウトです。
圧倒的な黒さです。泡もほのかに焦げ茶っぽい色を帯びています。
香りがとても香ばしいです。他のビールとは一線を画しています。この圧倒的なロースト感がスタウトの特徴、黒ビールの王様と言われる所以です。
実際に飲んだみた感想ですが、味もなかなかのロースト感です。焦げたパンのような味がします。
「ビタースタウト」というだけあって、苦味があります。
しかしこれも、よくビールを飲んだ時に感じるホップ由来の苦味とはまた違った、ロースト麦芽由来の香ばしい苦味です。
ただ苦味はありますが、とてもマイルドです。モルトの甘味も感じることができます。
ローストされた強烈な苦味とほのかな甘味、大人の味です。
好き嫌いはあると思いますが、一杯は飲んでみると良いかもしれません。
ぜひ飲んでみてください。
今回は以上です。
店舗情報:個室×クラフトビール 貴
今回紹介したビタースタウトは、新宿にある「個室×クラフトビール 貴」で飲みました。
tokyo 隅田川ブルーイングのビールを6種類も飲むことができて、しかもクラフトビールの飲み放題プランがあるため、飲み会利用にも最適なお店です。
別の記事で紹介しているのでよろしければご覧ください。
□「個室×クラフトビール 貴」の紹介記事はこちら:
営業時間:
16:00~25:00
アクセス:
新宿駅東口から徒歩約1分
ブログで紹介したビールの一覧はこちら: