今回は、「赤星」こと、サッポロラガービールを飲んだので、紹介したいと思います。
パッケージ通りの、古き良き日本のピルスナーといった感じのビールでした。
サッポロラガービール「赤星」とは?
赤星とは、現存する日本の最も歴史あるビールブランドです。今から140年前の1876年に、サッポロビールは「開拓使麦酒醸造所」として生まれました。そこで1877年に誕生したのが、このサッポロラガービールです。
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サッポロラガービール
今回、2018年7月24日より、数量限定で再発売されています。缶の裏面には、赤星の歴史が書かれています。
昔のビールは超高級品だったのですね。今では考えられない値段です。またラベルは「北極星」を表しており、これは北海道の開拓使のシンボルのようです。とにかく味のあるパッケージです。
熱処理と非熱処理
このビールには「熱処理」と書かれています。一般的には「非熱処理(生ビール)」が主流ですので、これは珍しいです。
非熱処理とは、ろ過によって酵母を除去したビールのことです。昔は、これを熱処理によって行なっていました。
熱処理が行われるさらに前は、殺菌・ろ過がされずに出荷されていました。
そのため長期保存が効かず、「ビールは醸造所の煙突が見えるところで飲め」というドイツのことわざがあるほど、造られた場所の近くでしか香りや味が保てなかったそうです。
さて、この赤星ビールは、ろ過ではなく、熱処理を行なっています。
この熱処理・非熱処理の違いが気になるところですが、ネットで調べたところ、大した差はないようです。
飲んでみた感想
原材料ですが、麦芽・ホップ・米・コーン・スターチです。副原料がたくさん使われています。
それでは、グラスに注いでみます。
こんな感じに仕上がりました。色はかなりライトです。泡立ちはいい感じです。
やはりサッポロのビールはこのチェコのジョッキが似合います。
飲んでみた感想ですが、一言でいうと、クラシックなパッケージのラベルデザイン通りの味でした。
甘みもありますが、あまり凹凸がなく、スッとしています。美蕾を刺激するような穀物的な甘みという訳ではありませんが、出汁のように染み入る優しい甘みです。
苦味は弱めです。
加熱処理なのでどう味が違うのかな、と思いましたが、そこまで変わらない気がします。
クラシカルな、古き良き日本のラガービールといった感じです。
その他「非熱処理」ビール
赤星の他にも、非熱処理ビールはあります。
キリンのクラシックラガービールです。
また、先日札幌にあるサッポロビール博物館に行ってきましたが、そこで赤星の歴史を色々と見学してきました。そのあとに改めて赤星を飲んだ感想を改めて書きました。
まとめ
今回は、赤星こと、サッポロラガービールを紹介しました。
スッキリとした味わいで、苦味もしっかりときいていて、古き良き日本のラガービールといった感じです。
日本のビールの原型がこれかと思うと感慨深い気持ちになります。
みなさんもぜひ飲んでみてください。
今回は以上です。