こんにちは。今回は、サッポロラガービール、通称「赤星」と呼ばれているビールを飲んだので紹介したいと思います。
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サッポロ
サッポロビールといえば、日本を代表するビール会社です。またサッポロといえばラガーの印象がとても強いです。
サッポロブランドからいろんな銘柄のピルスナー(ラガー)がこれまで造り出され、今もなお愛されています。
特に、北海道限定で飲まれている「クラシック」は個人的にとても好きです。他にも、「ファイブスター」など札幌でしか飲めないラガーがあります。
以前札幌に行った時に、サッポロビール園に行きましたが、いろんなビールが飲めて楽しめました。
サッポロビールと一緒に食べるジンギスカンも最高です。サッポロ好きだけでなく、ビール好きであれば絶対に楽しめると思います。
サッポロラガービール 「赤星」
それではサッポロラガービールを紹介して行きます。
ラベルに赤い星があるので、通称赤星と呼ばれています。
これはサッポロビール博物館に行った時の写真ですが、サッポロビールの前身である「開拓使麦酒醸造所」が開業した当初の1877年に発売された「札幌ビール」のロゴがこの赤星でした。
缶の裏面には説明が書かれています。
「1930年代、昭和モダンと称されるこの時期には、西洋文化が浸透し、ビヤホールやカフェでビールを飲む人も増えました。戦前のビールの売り上げはピークを迎え、家庭で飲むビールも少しずつ定着してきたものの、まだまだ高価で高嶺の花でした。期せずして第二次世界大戦が始まり、全てのビールの商標が「麦酒」と統一されるのは1943年になります。ラベルの赤い星は「北極星」。日本で最も歴史のあるビールブランド、サッポロラガービール。」
この説明は、日本のビール史を要約してくれています。
「サッポロラガービール」は、第二次世界大戦を乗り越え、時を超えて世に出てきたビールというわけですね。
赤星は、昔から続くサッポロビールの象徴的なマークですね。
"熱処理"
また気になるのは、下に「熱処理」と書かれています。
通常、他のビールには、非熱処理と書かれていると思います。確認してもらえるとわかると思いますが、例えばサッポロ黒ラベルにも「非熱処理」と書かれています。
「熱処理と非熱処理」の違いは、「生ビールか生ビールじゃないか」の違いです。熱処理されていると生ビールとは言わないのです。
よく居酒屋で飲むサーバーで飲むビールを「生ビール」などと呼びますが、実はスーパーやコンビニなどで買える缶ビールも、ほとんどは「生ビール」です。
これは意外に思われるかもしれませんが、本当です。日本ビール検定の公式テキストにも出てきます。
何が違うかというと、酵母の取り除き方の違いです。熱処理によって酵母を取り除いている場合は、「熱処理」、濾過によって酵母を取り除いている場合は「非熱処理=生ビール」となります。
昔は、濾過の技術が発達しておらず、熱処理によって酵母を除去していました。
ただ、実際に飲み比べてみると、そこまで味に違いを感じません。
飲んだ感想
それでは飲んだ感想を書いて行きたいと思います。
その前に原材料ですが、麦芽、ホップ、米、コーン、スターチです。麦芽以外にも副原料がいくつか使われています。アルコールは5%です。
グラスに注ぐとこんな感じです。サッポロのビールはチェコのジョッキが似合います。
色合いは黄金色。泡立ちもいいです。甘いモルトのいい香りがします。
飲んだ感想としては、割とドライです。そこまで甘くありません。でも苦味がそんなに強いわけでもなく、そういう意味ではマイルドな味わいです。
印象としては、シックで渋い、日本の昔ながらのラガーって感じのビールです。
パッケージの色彩もちょっと古めかしいが、まさにその色合いにあった味かもしれません。ある種のそっけなさがあります。あまり愛想を振り向かない感じです。でもそこに、トラディッショナルで職人気質な味を感じます。
素っ気ないと書きましたが、癖もないので、ごくごくと飲めます。そういう意味ではビヤホール向きのビールかもしれません。つまみもどんどん進みます。
これぞ日本のトラディショナルなラガービールともいうべき、味わい深いビールでした。
今回は以上です。