今回は、銀座にある「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」というビアバーを紹介したいと思います。
タップスターの注いだピルスナーウルケルが飲めるお店です。
ピルスナー・ウルケル
このお店は前々からとても気になっていました。なぜかというと、ピルスナー・ウルケルのタップスターの方がやっているお店だからです。
まずピルスナー・ウルケルとは、チェコ・ピルゼンで造られているラガービールです。一人当たりのビールの消費量世界一の国・チェコで愛されているビールです。僕たちが日頃飲んでいるスーパードライや一番搾りといったビールは「ピルスナー」というスタイルのビールですが、このピルスナーは、ピルスナー・ウルケルが発祥です。
ピルスナー・ウルケルについては、このブログでも、何度か紹介しています。
最近では、アサヒが提携したことで、日本でも手に入るようになりました。飲み屋でも飲むことができます。
タップスター
そんなピルスナー・ウルケルですが、ウルケルに認定された注ぎ手は「タップスター」という称号を得ることができます。ピルスナー・ウルケルは、タップスターが注いで完成する、みたいな格言のようなものがあるくらい、注ぎ手はとても重要視されています。
以前プラハに行った時に、「U Zlateho Tygra(黄金の虎)」というビアバーに行きましたが、そこで飲んだタップスターの注いだウルケルは最高でした。このブログのアイコンは、そこで飲んだウルケルです。
タップスターの注いだウルケルが飲めるお店は日本にもあります。それが今回紹介するピルゼンアレイです。
ピルゼンアレイ
前置きが長くなりましたが、ここからはピルゼンアレイを紹介して行きます。
お店は細長く、入り口からそのまま奥行きが続いている感じです。
少し切れてしまっていますが、左端に書いてあるのが先ほど上にも書いた「タップスターが〜」の格言です。
タップスターの佐藤さんは、ピルゼンまで行って認定試験を受けてきたそうです。筆記試験などを含めた試験を行うそうです。気さくにいろんなお話をしてくれました。
注ぎ方
ピルスナー・ウルケルには注ぎ方には何種類かあります。
ナドバクラット、ハラディンカ、ミルコです。飲み比べてもよかったのですが、僕はハラディンカを2杯飲みました。最初にハラディンカを飲んで、ものすごく美味しかったのでもう一杯ハラディンカで注文しました。
ハラディンカは伝統的な注ぎ方で、最初に泡を作ってから、その下にビールを注いで行きます。黄金の虎で飲んだ時も、この注ぎ方だったと思います。
ちなみにこのお店ではスーパードライも飲めますが、スーパードライにも注ぎ方が3種類ありました。
シャープ注ぎ、サトウ注ぎ、マツオ注ぎです。
シャープ注ぎはスーパードライをこだわって出しているビアバーではよく聞く注ぎ方です。サトウ注ぎはこのお店の佐藤さんの注ぎ方です。そのまま注ぎ方の名前となっています。マツオ注ぎは師匠の松尾さんの注ぎ方だそうです。ビール検定にも出てきた気がします。
飲んだビール
ここからは、実際に飲んだビールを紹介して行きます。
まずはピルスナー・ウルケル(ハラディンカ)です。
泡とビールの比率が1:1くらいで、とても美しい見た目です。ピルスナー・ウルケルの専用マグで飲めるのも至福です。
泡のきめ細かさ、滑らかさもさすがです。タップスターのなせる技です。
日本のビールサーバーとは違い、ビールの液体から泡をあえて作り出すことで、やや炭酸が弱まり、なめらかな口当たりになるそうです。なめらかな口当たり、カラメル感のあるモルトの甘み、心地よい後味、どれを取っても最高です。
続いてはスーパードライ。
こちらはなんというか神々しさがあります。
サトウ注ぎで注文しました。こちらも少し炭酸を抜くことで、なめらかな口当たりになるそうです。
ウルケルとスーパードライは対照的なビールなので、こうして飲み比べてみると好き嫌いが分かれると思います。僕は個人的にはウルケルが好きです。
何かいいことがあったら、そのご褒美にまたきたいと思います。
店舗情報
営業時間:
月~金 17:00~22:00
土曜日 15:00~21:00
定休日:日曜日・祝日
公式ホームページ:http://www.beerboulevard.com/pilsen/
アクセス:
JR有楽町駅銀座口から徒歩5分