2019年春、一番搾りがリニューアルされました。一番搾りは度々リニューアルされています印象がありますが、その都度飲んでみますがなかなか味の違いがわかりません。今回は、そのあたりも意識しながら、リニューアルされた一番搾りを味わってみようと思います。
一番搾り
一番搾りは、今年で発売30周年を迎えた、キリンビールの看板商品です。この一番搾りが、2019年の4月上旬の製造品から順次切り替わっていくそうです。
一番搾りといえば、「一番搾り麦汁」を使用していることで有名です。一度、横浜の生麦にある工場に工場見学しに行ったことがあります。工場見学では、一番搾り麦汁と二番搾り麦汁をそれぞれ試飲させてもらえます。確かに、一番搾り麦汁はとても濃い味でした。ビール検定を受けると勉強しますが、二番搾り麦汁はいわゆるスパージングにより得られる麦汁ですが、これによってビールのphが酸性に傾き、またタンニンが麦汁に溶け込む可能性がある為渋みが生まれるなど、少し気をつけないといけないようです。
スパージングは糖分をしっかりと回収するために行われますが、それをせずに一番搾り麦汁のみを使用しているとしたら、とてもリッチな会社です。
ここからは、ホームページの情報も元に、どのように変わったのかをみていこうと思います。
新・一番搾り
今回のリニューアルについてはこのように書かれていました。
今回、「一番搾り」のおいしさである“麦本来のうまみが感じられる、調和のとれた雑味のない味わい”をさらに進化させ、「ビールの魅力化」をさらに推進します。
引用:https://www.kirin.co.jp/company/news/2019/0109_02.html
ビールの魅力化の推進というところが一つのテーマになっているようです。もう少し具体的に、味にどんな違いがあるのかが知りたいところです。
麦のおいしいところだけを搾る「一番搾り製法」をベースに、ホップの配合を工夫することで、澄んだ麦のうまみとホップの風味が調和し、さらに“飲み飽きないおいしさ”へと進化しました。
引用:https://www.kirin.co.jp/company/news/2019/0109_02.html
ここからわかるのは、ホップの配合の工夫です。どう配合したのかまではわかりませんでしたが、これにより、澄んだ味、旨味とホップの調和、飲み飽きないおいしさ、などなどが得られるようです。
ここからは、実際に飲んだ感想を書いていこうと思います。
飲んだ感想
新しくなったことを猛烈にアピールするパッケージです。
裏面はこれまで通りですが、この雫が今までよりも大きくなったようです。
注ぐとこんな感じです。
さて最初に話してしまうと、正直どう変わったかはわかりませんでした。しかし、シンプルにうまいです。ちょくちょく新しく生まれ変わっているけど、昔から一番搾りは好きです。
一番搾りは上品な甘みがあって好きです。品のある甘みがあります。後味も雑味がなくていいです。これは、ホームページにも書かれていたことです。後味の良さが印象的です。アサヒでも瞬冷辛口というドライなビールが出ましたが、こういう後味の良さを追求したビールというのはとても素晴らしいです。とても好きです。
バランスがとてもいいので、苦みが気になりません。いつまでいい飲み心地です。他の大手と比べると、アサヒはやはり辛口でドライ。サントリーは華やかな甘み。サッポロはクリーミーでフワフワとした甘み。キリンは上品なモルトの甘み。そんなところでしょうか。
上品なモルトの甘味が感じられつつ、雑味のないすっきりとした後味のビールでした。
今回は以上です。
https://pivoblog.com/tag/ichiban-shibori
https://pivoblog.com/tag/kirin