今回は、アサヒから限定発売されている「熟撰」を飲んだので、紹介したいと思います。
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熟撰とは
熟撰とは、アサヒビールから発売されているプレミアム生ビールです。
※画像だけ、2022年に撮影した、ファミリーマート限定発売のものに差し替えています。
ワンランク上のちょっといい感じの飲食店のメニューにある、ワンランク上の生ビール、といったイメージがあります。今回は、全国のセブンアンドアイ系列店舗限定で販売されていたため缶ビールで飲むことができました。缶ビールのパッケージにも、「こだわりの飲食店が認めたプレミアム」とのキャッチフレーズがありますが、基本的には飲食店で飲むビールで、瓶や樽でしか出回っていません。
アサヒビールといえばスーパードライがありますが、それとは一味違ったビールです。
ビターホップ、アロマホップ、ファインアロマホップの3種のホップを採用し、それぞれの特長を最大限に引き出すため3回に分けて添加しています。熟成期間は、通常に比べ2.5割長く設定するなど深みのある味わいをお楽しみいただけます。
https://www.asahibeer.co.jp/news/2015/1201.html
ホップは3種類、熟成期間も長く設定するなど、手間がかかっていることがわかります。
料理に寄り添うビール
こちらは裏面ですが、ここの表記を見ても飲食店を意識したビールであることがわかります。
「料理にそっと寄り添う」を目指すというところは、僕が日頃から感じている「日本のピルスナー」の特徴的な部分と重なります。
豊後牛美味かったなー。脂のノリがハンパない。大分は飯が美味い。そして今日思ったけどヱビスのどんな料理にも合わせる空気読む感が凄い。ペアリングとか言うけど日本のビールはペアリングもくそもない。全ての料理に合う。#大分 #メシウマ #ヱビス pic.twitter.com/37PJ7PabSO
— ぴぼ (@viennamarzen) 2018年6月17日
以前、エビスを飲んだ時に、料理に合わせた「空気を読むビール」だと思ったことがありましたが、熟撰のコンセプトである「料理にそっと寄り添う」という表現についても、言おうとしていることがなんとなくわかる気がします。
原材料ですが、「麦芽、ホップ、米、スターチ」です。プレミアムビールと言いつつ、モルト100%ではないところがアサヒのビールっぽい気がします。勝手なイメージですが。
飲んだ感想
ここからは飲んだ感想を書いていきます。
泡立ちがとても良いです。ふわっとしたきめの細かい泡が立ち上がります。色合いはやや淡く、透き通るような綺麗な色をしています。
さてグラスに注いでる最中から、いきなりとてもいい香りがします。甘めの上品な香りです。これはスーパードライには感じない香りです。プレミアム感を感じます。同じ原材料を使っているのに、つくり方で違いが出るものなのですね。ドライとは真逆をいくビールといった感じです。
飲んだ印象としては、上品なビールといった感じです。雑味がなく、麦芽の甘みを強く感じます。雑味のなさは、長期熟成によるところでしょうか。
また、スーパードライは"辛口"ですが、この熟撰は反対に麦芽の甘みが強く感じられます。まさにドライとは真逆のビールです。
日本には他にも「ヱビスマイスター」といったプレミアムビールがありますが、プレミアムビールの特徴としては、麦芽の甘み・コクを感じられるところではないかと思います。ヱビスマイスターについてはこのブログでも紹介しているので、よろしければご覧下さい。
熟撰を他のプレミアムビールと比較すると、麦芽の甘みを感じつつも、より後を引かないスッキリとした後味が特徴的かなと思いました。
「料理に寄り添う」というポイントが意識されていて、コンセプト通りの素晴らしいビールだと感じました。
まとめ
今回は、アサヒから限定発売されている熟撰について紹介しました。
スーパードライとは対照的に、麦芽の甘みを強く感じるビールだと感じました。しかしながら後味はスッキリとしていて、一緒に食べる「料理にそっと寄り添う」ビールというコンセプト通りのビールでした。そこは他の会社のプレミアムビールよりもより強く感じました。
今回は以上です。