今回は、忽布古丹醸造の日常IPAを紹介します。
忽布古丹醸造
忽布古丹醸造は、北海道・富良野にあるブルワリーです。「ホップコタンジョウゾウ」と読みます。北海道にある「ノースアイランドブルワリー」という醸造所にもともといた人が立ち上げたブルワリーだそうです。
これまでにも何度か飲んだことがあって、いろんなビールを出していている印象があります。2019年のビアフェス東京でも出店していました。
忽布古丹醸造のビールの印象としては、とてもみずみずしくて雑味のない味のビールという印象です。アメリカンスタイルのIPAでも、ホップがガンガンに効いているというよりは、みずみずしくて繊細な味のするビールです。
今回は、銀座のIBREWというビアバーで飲んだ、「日常IPA」というビールを紹介します。
日常IPA
さて日常IPAですが、BEERNOVA URAWAという浦和にあるビアバーの1周年記念ビールとして造られたビールだそうです。
個人的にも長い付き合いで、とてもお世話になっているオーナーかまくら様が運営する、「BEERNOVA URAWA」さんのオープン1周年の記念ビールとして醸造させていただきました。
オーダー内容は、【日常的に飲み続けられるIPA】。
シンプルに思えるかもしれないオーダー内容、でも私にとってはとても感慨深いものでした。
IPAを日常的に飲み続ける。そんなコメントを日本で聞く日が訪れるなんて、17年前の私には考えられませんでした。
今となっては根強い人気のIPA。一言にIPAといっても、いろいろなスタイルのIPAが楽しめるようになりました。その中でも、今回のオーダーのキーワードのひとつに、どこか「懐かしさ」も感じるIPAとのことでしたので、West Coast IPAも意識しつつ今回のビールをつくりました。
さて、どんなIPAに仕上がったか。想像を膨らませて飲んでみてください。きっと笑顔になれると思いますよ。
以下、BEERNOVA URAWAさんより
「BEERNOVA URAWAもまだ1年ですが、浦和の日常に溶け込めるようなお店にしていきたい。クラフトビールをもっと日常的に飲んでもらえるようにしていきたい思いを込めて」
引用:http://hopkotan.com/beers/nichijou-ipa/
「日常的に飲み続けられるIPA」ということですが、僕は割と「これは毎日飲みたい!」と思うようなビールはペールエールが多いです。ペールエールもIPAもほぼ同じようなものなので、「日常的に飲み続けられる」ビールが飲みたいというこの感覚はわかります。
箕面のペールエールを飲んだ時は毎日飲みたいと思いました。
飲んだ感想
それでは飲んだ感想を書いて行きます。
写真がピンボケしちゃってますが、色合いはピルスナーのような淡いゴールドな色をしています。
香りは弱いですが、ほのかにグレープフルーツの香りが出汁のように優しくじわじわと感じられます。
飲んでみると、味も優しいです。グレープフルーツ系です。酸っぱくはないですが、あおりんごのような爽やかな感じでとても柔らかいです。アセトアルデヒドではありません。
後味はほのかな甘みがあってとてもいい感じです。苦味はそれほど感じません。
繊細で優しいIPAでした。
今回は以上です。