今回は、アメリカ・カリフォルニアにあるアルパインブルーイング(Alpinne Brewing)のネルソン(Nelson)というビールを紹介したいと思います。
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アルパインブルーイング
アルパインブルーイングはカリフォルニアにあるブルワリーです。
公式サイトによると、ブルワーのPatrickは元消防士で、ホームブルーイング出身のブルワリーのようです。消防士として働く側、カリフォルニア大学デービス校の大学公開講座(extension classes)で、醸造、微生物、衛生学について学んだようです。
その後エールスミスの醸造所でボランティアとして経験を積んだ後、アルパインブルワリーを開業しました。
公式サイト:
http://alpinebeerco.com/about-us/
ネルソン
今回飲んだビールは「ネルソン」というビールです。
ネルソンソーヴィンというニュージーランドのホップがありますが、それがこのビールでは使われています。白ワインのようなアロマが特徴で、とても人気のあるホップです。
このビールでは、煮沸からドライホッピングまで、たっぷりとネルソンソーヴィンが使われているそうです。
ネルソンソーヴィンの使われているIPAは、シャインマスカットのような香味があってとても美味しいです。個人的にも好きです。ブリュードッグのパンクIPAや、いつかのEnjoy Byにも使われていました。
飲んだ感想
それでは飲んだ感想を書いていきます。
ちなみに今回飲んだのは、代々木にあるウォータリングホールというビアバーです。
ウォータリングホールのビアフライトです。
一番左がネルソンです。
色合いはやや濁った白い色をしています。
香りはとてもフルーティで、特に柿のような香りを感じました。ちょっと癖のある香りです。たまにIPAを飲んでいて、この癖を感じることがありますが、これはネルソンソーヴィンの正体なのか?と思えるほど、これははっきりと感じました。自分がこれまでなんなんだろうと悩まされていたこの香味は、ネルソンソーヴィンに由来するのかもしれません。
しかし、これまでに飲んだ他のIPAで使われているホップを確認したところ、ネルソンソーヴィンを使っているIPAはあまり多くありません。例えば、同じような香味を感じたLEFT COAST BREWINGのBIG OFFICE IPAで使われているホップは、HBC 342、Simcoe、Mt. Hoodのようです。
そのビールで使われているイーストやビールの状態、造り方、その他の材料などによって、ビールの香味は変化すると思うので、使われているホップだけで比較できるような簡単なものではないのかもしれないということがわかりました。
飲んだ後には爽やかな白ぶどうの香味が鼻から抜けていきます。後味には癖はなく、飲みやすく感じられます。
今回は以上です。